今回は、私がやっている冬山(厳冬期の雪山)でのダウンの使い方をご紹介していきます。
ダウンは、冬の雪山だけでなく街でも活躍するので持っておいて損はないと思いますよ!
最後におすすめのダウン製品をご紹介しています。
冬山(雪山)登山でのダウンの使い方は!?
登山での保温を目的として着るウェアとしてはダウン、フリース、インサレーションなど種類がありますが今回はその中でダウンについて書いていきます。
先ほど挙げたウェアの種類の中では、一番保温力が高く、軽さでも優っているのがダウンです。
ただメリットだけではなくデメリットもあるのでそこをうまくカバー出来るように使い分ける必要があります。
ここからはメリット・デメリットの紹介と、私がやっている雪山登山でのダウンの使い方をご紹介していきます。
先ずはメリット・デメリットを知ろう
まずは、ダウンジャケットのメリットとデメリットについてご紹介していきます。
メリットだけでなく、デメリットも知って使い方や気をつけたいポイントを考えていきます。
メリットは?
使い方の前に先ずは、メリット・デメリットを確認してみます。
メリットは先に書いた通り、保温性が高くて軽い点です。あとコンパクトになります。
ダウンはロフト(かさ)に暖かい空気を溜め込み、冬の冷たい外気と体との間に空気の層を作ります。
そのロフトで保温性をキープしています。
ロフトは、数値としてフィルパワー(FP)として表すことが出来ます。
数値が大きいほど、多く空気を含むことができるため保温性が高くなります。
冬山(雪山)としては、800FP前後あると良いです。
ダウンは、登山用品を選ぶ上でも重要な軽さと、コンパクト性も持っている優れた防寒着です。
- 保温性能が高い(とっても暖かい)
- 軽量(他の防寒着と比べるとダントツの軽さ)
- コンパクトに収納可能
デメリット
ここまでを見るとダウン最強じゃん!!っと思いますがデメリットもあります。
私が考えるデメリットは3つです。
- まず一つ目が価格
- 物にもよりますが、例えば登山用のフリースなんかだと1万〜2万前後で買えますが、ダウンの場合3万〜5万、良いものですと8万くらいはします。
この簡単には手が出せない価格帯が、1つのデメリットかなぁと思います。
ですが、防寒具として優秀で長く使えるものなので、1着は持っていて損はありません。
- 物にもよりますが、例えば登山用のフリースなんかだと1万〜2万前後で買えますが、ダウンの場合3万〜5万、良いものですと8万くらいはします。
- 二つ目はメンテナンス性
- フリースやインサレーションは、洗濯機に入れるなど比較的手軽に洗濯が出来ます。
ダウンの場合は痛まないように基本手洗いで専用の洗剤を使い、乾かすのも乾燥機か陰干しして乾かすなどなど手間と時間がかかります。
でも性能を維持するためには、定期的な洗濯は必要なのです。
頻度としては登山の度に洗う必要はなく、私の場合はシーズン終わりに1回程度です。
- フリースやインサレーションは、洗濯機に入れるなど比較的手軽に洗濯が出来ます。
- 最後は水濡れに弱い点
- 上2つは登山中には関係のないデメリットでしたが、これは違います。
ダウンはロフト(かさ)に暖かい空気を溜め込んで保温すると、上で紹介しましたが水に濡れるとこのロフトが失われてしまい、保温力が急激に低下してしまいます。
また乾くのにも時間がかかるため、登山中に濡れてしまった場合は、ほぼ使い物にならなくなってしまいます。
そのため濡れには、細心の注意を払う必要があります。
濡れないために、防水スタッフバックは必須です。
- 上2つは登山中には関係のないデメリットでしたが、これは違います。
- 価格帯が高め(3~5万くらいの価格帯)
- メンテナンスが大変(他の防寒着と比べる少しシビア)
- 水濡れに弱い(防水スタッフバック必須)
じゃあダウンの使い方は!?
メリット・デメリットが分かったところで、本題の冬山登山での使い方です。
私の場合は、宿泊や休憩時、停滞時の保温着として使用しています。
それはダウンは濡れに弱く、行動着として使用してしまうと汗をかいた時に濡れてしまいます。
そうすると、本当に必要な時に役に立たなくなってしまうからです。
いくら軽量コンパクトでも、使えないものを持っていては無駄です。
特に冬山は朝の登り始める時はとても寒いので、ダウンなどを着込んで登り始めてしまいがちですが、まだ体が登りに慣れていないのもあるので、汗をかきやすいです。
逆に汗をかいてしまって汗冷えを起こしてしまったりする場合もあります。
森林限界より前にダウンをダメにしてしまうと、保温着が必要な場面で使えなくなってしまいます。
そうなると、休憩もゆっくり出来ない状態になってしまう可能性もあります。
快適雪山登山をするためにも、寒さに勝つための最後の切り札は、必要な時までは大事にしまっておきましょう。
あと風が強い時などは、ダウンの上からハードシェルや雨具を羽織って保温効果をアップさせています。
例外として登山メインでなく写真メインの場合は、移動している時間よりも立ち止まって写真を撮る時間の方が長い場合があります。
そういった場合は体温が下がってしまうので、常に着ている必要があります。
まとめとしてダウンは、雪山登山の切り札!!移動していない時の保温着として使うと良いでしょう。
おすすめの登山用ダウンをご紹介!!
ここからは私が選んだ厳冬期の冬山登山で使える、ダウン製品をご紹介です。
登山用品はおしゃれで高機能なので山だけじゃもったいない!タウンユースでもこの冬活躍すること間違いなしです!!
画像又は各ショップアイコンから商品ページに飛ぶことが出来るため気になる商品があれば画像又はショップアイコンをクリックして見てみてください。
MAMMUT(マムート)Eigerjoch Advanced IN Hooded Jacket
マムートのEigerjoch Advanced IN Hooded Jacket です。
すっきりとスマートなデザインが特徴のダウンジャケットです。
保温性に関しては、850FPのダウンを使用しており厳冬期にも対応しています。
耐摩耗性に優れた生地が使われており、耐久性が高く生地が破れにくくなっています。
また撥水性にも優れており、ダウンが水濡れがしにくくなっています。
重量は、405gと軽量でザックにコンパクトに収納可能です。
Norrona(ノローナ)falketind down750 hood jacket
ノローナのfalketind down750 hood jacketです。
750FPのダウンを使用しており、保温性が高く冬山でも保温着として十分使えるジャケットです。
重量は444gと軽量でコンパクトにザックに収納できます。
ザックからさっと取り出してさっと着て使えるおすすめのダウンジャケットです。
袖口は伸縮性のある素材が使われており袖の隙間からの風の侵入を防いでくれる細かな機能も付いています。
また汗をかきやすく劣化のしやすい、脇下や首当たりなどは劣化のしにくい化繊が使われたハイブリットモデルです。
Rab(ラブ)Neutrino Pro Jacket
RabのNeutrino Pro Jacketです。
585gと少し重量はありますがその分、保温性が確保されておりとても暖かいのが特徴です。
ダウンは、800FPの撥水ダウンが使用されており濡れにも強くなっています。
ジッパーは2WAY構造となっており、下からも開く事ができるのでトイレの時に便利です。
また袖は立体裁断されており、腕を動かした時に生地が突っ張りにくく動きやすくなっています。
街でも山でも使える1着だと思いますよ!!
Patagonia(パタゴニア)Down Sweater Hoody
パタゴニアのDown Sweater Hoodyです。
生地には防風性と耐水性を持った生地が使われており冬山に適したジャケットとなっています。
ジッパーを上げると首元まで覆うことができるのでフードの隙間からの風の侵入を低減させています。
800FPのダウンで暖かく、428gと軽量でポケットにコンパクトに収納ができるので、おすすめのジャケットです。
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