私がやってる雪山登山でのダウンの使い方をご紹介!保温性が高く冬山には必須です!!
今回は、私がやっている冬山(厳冬期の雪山)でのダウンの使い方をご紹介していきます。
ダウンは、冬の雪山だけでなく街でも活躍するので持っておいて損はないと思いますよ!
最後におすすめのダウン製品をご紹介しています。
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冬山(雪山)登山での使い方は!?
登山での保温を目的として着るウェアとしてはダウン、フリース、インサレーションなど種類がありますが今回はその中でダウンについて書いていきます。
先ほど挙げたウェアの種類の中では、一番保温力が高く、軽さでも優っているのがダウンです。
ただメリットだけではなくデメリットもあるのでそこをうまくカバー出来るように使い分ける必要があります。
ここからは私がやっている雪山登山でのダウンの使い方をご紹介していきます。
- 先ずはメリット・デメリットを知ろう




▼メリット
使い方の前に先ずはメリット・デメリットを確認してみます。
メリットは先に書いた通り、保温性が高くて軽い点です。あとコンパクトになります。
ダウンはロフト(かさ)に暖かい空気を溜め込み冬の冷たい外気と体との間に空気の層を作ります。
そのロフトで保温性をキープしています。
ロフトは数値としてフィルパワー(FP)として表すことが出来ます。
数値が大きいほど多く空気を含むことができるため保温性が高くなります。
登山用ですと800FP前後が多いですが最近では1000FPの製品も出ています。
そして登山用品を選ぶ上でも重要な軽さとコンパクト性も持っている優れものです。
▼デメリット
ここまでを見るとダウン最強じゃん!!っと思いますがデメリットもあります。
私が考えるデメリットは3つです。
まず一つ目が価格です。
物にもよりますが例えば登山用のフリースなんかだと1万〜2万前後で買えますがダウンの場合ですと3万〜5万、良いものですと8万くらいはします。
この簡単には手が出せない価格帯が1つのデメリットかなぁと思います。
2つ目はメンテナンス性です。
フリースやインサレーションは洗濯機に入れるなど比較的手軽に洗濯が出来ます。
ダウンの場合は痛まないように基本手洗いで専用の洗剤を使い、乾かすのも乾燥機か陰干しして乾かすなどなど手間と時間がかかります。
でも性能を維持するためには定期的な洗濯は必要なのです。
最後は水濡れに弱い点です。
上2つは登山中には関係のないデメリットでしたがこれは違います。
ダウンはロフト(かさ)に暖かい空気を溜め込んで保温すると上で紹介しましたが水に濡れるとこのロフトが失われてしまい保温力が急激に低下してしまいます。
また乾くのにも時間がかかるため登山中に濡れてしまった場合はほぼ使い物にならなくなってしまうのです。
そのため濡れには細心の注意を払う必要があります。
- じゃダウンの使い方は!?




メリット・デメリットが分かったところで本題の冬山登山での使い方です。
私の場合は、宿泊や休憩時、停滞時の保温着として使用しています。
それはダウンは濡れに弱く、行動着として使用してしまうと汗をかいた時に濡れてしまいます。
そうすると本当に必要な時に役に立たなくなってしまうからです。
いくら軽量コンパクトでも使えないものを持っていては無駄です。
特に冬山は朝の登り始める時はとても寒いのでダウンなどを着込んで登り始めてしまいがちですが、まだ体が登りに慣れていないのもあるので汗をかきやすいです。
逆に汗をかいてしまって汗冷えを起こしてしまったりする場合もあります。
森林限界より前にダウンをダメにしてしまい森林限界を超えてから保温着が使えないと、休憩もゆっくり出来ない状態になってしまう可能性もあります。
快適雪山登山をするためにも寒さに勝つための最後の切り札は必要な時までは大事にしまっておきましょう。
あと風が強い時などはダウンの上からハードシェルや雨具を羽織って保温効果をアップさせています。
例外として登山メインでなく写真メインの場合は、移動している時間よりも立ち止まって写真を撮る時間の方が長い場合があります。
そういった場合は体温が下がってしまうので常に着ている必要があります。
まとめとしてダウンは、雪山登山の切り札!!移動していない時の保温着として使うと良いでしょう。
おすすめの登山用ダウンをご紹介!!
ここからは私が選んだ厳冬期の冬山登山で使える、ダウン製品をご紹介です。
登山用品はおしゃれで高機能なので山だけじゃもったいない!タウンユースでもこの冬活躍すること間違いなしです!!
画像又は各ショップアイコンから商品ページに飛ぶことが出来るため気になる商品があれば画像又はショップアイコンをクリックして見てみてください。
MAMMUT(マムート)Broad Peak IN Hooded Jacket AF
すっきりとスマートなデザインが特徴のダウンジャケットです。
ザックを背負っていても使用できるようにポケットを配置しているなど考えられたデザインになっています。
保温性に関しても高く800FPのダウンを使用しており厳冬期にも対応しています。
生地には強度が高く撥水性にも優れた素材が使われておりダウンの水濡れによるロフトの低下をある程度防いでくれます。
あと地味に使えるのが2WAYジッパーです。温度調整だったりトイレの時だったりと下側のジッパーも動くと意外と便利です。
Norrona(ノローナ)falketind down750 hood jacket
750FPのダウンを使用しており保温性が高く冬山でも保温着として十分使えるジャケットです。
重量は440gと軽量でコンパクトにザックに収納できます。
ザックからさっと取り出してさっと着て使えるおすすめのダウンジャケットです。
袖口は伸縮性のある素材が使われており袖の隙間からの風の侵入を防いでくれる細かな機能も付いています。
MILLET(ミレー)Kダウンジャケット
ミレーのKダウンジャケットです。少し重量はありますがその分、保温性が確保されておりとても暖かいのが特徴です。
撥水性のある生地が使われており若干の水濡れまでなら性能の低下を防いでくれます。
また耐久性も高いので丈夫です。
街でも山でも使える1着だと思いますよ!!
Patagonia(パタゴニア)Down Sweater Hoody
生地には防風性と耐水性を持った生地が使われており冬山に適したジャケットとなっています。
ジッパーを上げると首元まで覆うことができるのでフードの隙間からの風の侵入を低減させています。
暖かく428gと軽量でポケットにコンパクトに収納ができるのでおすすめのジャケットです。
こちらの記事では冬山登山でのレイヤリングについてご紹介しています。
冬山ではレイヤリングがとっても重要になってきます。
もし良かったらこちらの記事も一緒にご覧ください。
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