雪山登山でのストック(トレッキングポール)の使い方と選び方について!おすすめもご紹介!
今回は雪山登山でのストックの使い方と選び方についてご紹介していきます。
雪山登山ではストックの使い方が意外と大切だったりします。
最後におすすめもご紹介しています。
雪山登山でストック(トレッキングポール)って必要!?使い方は?

雪山は夏山とは違い、より体力を必要とします。
冬用登山靴は重いし、そこにアイゼンやスノーシューなどを装着すると更に重くなり足への負担が大きくなります。
更に雪が新雪で積もると雪をかき分けて行くことになるので負担増です。
そのため夏と比べ、同じ距離の行動でも行動時間が長くなり体への負担も大きくなります。
そこで少しでも負荷軽減をするために必要になってくるのがストックです。
また負荷軽減の他に歩行バランスの補助としての役割もあります。
ストックの使い方は!?

雪山でのバランス保持はピッケルで!っというイメージがありますが実際はそうではありません。
一般的な登山道を行く場合は大抵ピッケルを持って登るよりストックで登ったほうがバランスも取れますし楽です。
なので急な斜面を行く場合、ピッケルとストックの併用がおすすめです。
片手にピッケルを持ち、もう片方の手でストックを持って登ります。
ピッケルだけで登るよりも全然楽なのでおすすめです。
例えば千畳敷カールからの直登や、伊吹山の5合目辺りからの直登などは私はこのやり方で登っています。
ただ雪面が氷のようにカチカチの場合は、ストックでは役に立たないので使わないようにしましょう。
あと基本ですがスノーバスケットを装着し、雪面を点ではなく面でとらえるようにしましょう。
スノーバスケットを装着していないと、雪面に深く刺さってしまい逆に歩きにくいです。
また石突きの保護キャップですがキャップがあると氷には引っかからないため、ポールがツルツル滑って危ないので外すようにしましょう。
体重がかかった時に、ポールが滑ると転倒などの恐れがあります。
ストック(トレッキングポール)の選び方について
ストックはスノーバケットが付ければ夏山で使用しているもので基本、問題ありません。
選び方のポイントをご紹介していきます。
- 形状はT型よりI型がおすすめ
急な斜面では、T型よりもI型の方が力を入れやすく扱いやすいです。
雪山ではI型の方が、使い易くおすすめです。
- 素材はアルミがおすすめ
夏山とは違いアルミの方が安価で折れにくい特徴があります。
素材としてはカーボンという選択肢もありますが軽いというメリットがある反面、一点に衝撃が加わると折れやすいというデメリットがあります。
そしてカーボンは価格が高めです。
- ロックタイプはレバータイプがおすすめ
主にレバーロックタイプとスクリューロックタイプがありますが、レバータイプがおすすめです。
構造が単純で素早く長さが調整できるからです。
以前スクリュータイプを使ってましたが、山行の途中でロックできなくなってしまった事があり、構造がさらに単純なレバータイプに変えました。
ストック(トレッキングポール)の持ち運びについて

ストックの持ち運びについてです。
ストックの石突きは尖っており危ないです。
そのため移動中やロープウェイなどの乗り物に乗っている際は、ストックを手で持つかザックに付ける場合は石突きを下にして保護キャップなどでカバーをするようにしましょう。
特にザックに装着しているとストックの存在を忘れてしまったりして、振り向いた際にザックが振られて人に当たったりすることがあります。
ケガをさせてトラブルになるとせっかくの楽しい登山が台無しになってしまいます。
そうならないためにも注意して持ち運びましょう。
雪山登山でおすすめのストック(トレッキングポール)をご紹介!
ここからは私が選んだおすすめのストックをご紹介です。
ストックを持って快適な雪山登山に出かけましょう!
画像又は各ショップアイコンから商品ページに飛ぶことが出来るため気になる商品があれば画像又はショップアイコンをクリックして見てみてください。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)TRAIL
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)のトレイルです。
私も愛用しているストックです。
素材はアルミが使われており、ロックタイプはレバータイプになっています。
グローブを付けたままでも操作しやすく、扱いやすいです。
スノーバケットも付いており安価で扱いやいので、おすすめのアイテムです!
LEKI(レキ) シェルパライト
LEKI(レキ) シェルパライトです。
個人的に今いちばん気になっているストックです。
スピードロック2プラスシステムを持っており、厚手のグローブをはめたままでもしっかりと素早くストックを調整できます。
そしてストックの一番重要な握りやすさに関しては、人間工学に基づいてグリップが設計されており、フィット感・グリップ感が優れています。
腕の疲労軽減にも繋がりそうです。
雪山用にバスケットが付属されており、更にスタッフサックまで付います。
ポールバック
ストックを収納するバックです。
山にいる間はバック不要ですが、下山後はバックに収納する事で安全に持ち運ぶ事ができます。
特に公共交通機関で移動する際は必須アイテムです。
雪山登山にはストックも大事ですがグローブも重要なアイテムです。
こちらでグローブの重要性についてと選び方について紹介しています。
もし良かったら一緒にご覧ください。
Sponsored Link