今回は、雪山登山に必須のアイテム「アイゼン(クランポン)」についてご紹介していきます。
たくさん種類があるけど、どれを選んだら良いのか分からない!!っと言う方におすすめの記事です。
選び方やメンテナンス方法についても載せています。
Sponsored Link
アイゼンの選び方についてご紹介
アイゼンと言っても靴への取り付け方法の違いや爪の数、素材によっていろいろな種類があります。
ここではそんな数ある種類から特徴やメリット・デメリットなどをご紹介していきます。
特徴やメリット・デメリットを理解して自分に合ったアイゼンを選びましょう♪
step1 爪の数について
軽アイゼンと呼ばれる物を除くと、一般的な雪山登山で使用するアイゼンの爪の数は10本か12本です。
10本爪の特徴としては、爪の数が少ない分軽量な点です。
また靴のサイズが小さく、12本爪のアイゼンだと大きすぎる場合に選択します。
12本爪と比べると雪面や氷面を捉える性能は劣る為、斜度が低いライト雪山登山向けです。
前爪が短いモデルが多く傾斜がキツいような所を登ったり前爪を引っ掛けて登るようなハードな登山には向いていません。
続いて12本爪の特徴としては、10本の物と比べ重たくはなりますが雪面や氷面をしっかり捉えられる点です。
傾斜がキツくキックステップで登る場面や前爪を引っ掛けて登るような場面にも向いています。
その為、ハードな雪山登山にも対応することが出来ます。
step2 登山靴への取り付け方法について
登山靴への取り付けですが3パターンあります。
「ワンタッチ式」「セミワンタッチ式」「ベルト(バンド)式」の3つです。
どれを選ぶかですが、まずは登山靴の前後にコバがあるかないかで決まってくるのでそこを確認しましょう。
- ワンタッチ式
- セミワンタッチ式
- ベルト(バンド)式
ワンタッチ式のアイゼンは、コバが前後にある登山靴に取り付け可能です。
つま先側は金具をコバに引っ掛け、踵側はコバにレバーで留めるタイプです。
脱着がしやすいのが特徴ですが、靴の前後にコバが付いていないといけません。
また登山靴にしっかり取り付けが出来るので安定性が高いです。
靴のつま先のカーブと金具の形状が合っていないと外れやすくなってしまうため注意が必要です。
セミワンタッチ式は、踵側にコバがある登山靴に取り付け可能です。
つま先側をベルトで固定し踵側はレバーで留めます。
ベルト式と比べると脱着がし易く、しっかりと取り付けができ安定性が高いです。
ベルト式は、コバがなくても取り付けが出来るタイプです。
靴を選びませんが他のタイプと比べると脱着に時間がかかります。
またベルトだけで固定するため多少ガタが出るので安定性は低めです。
夏山用の靴に取り付けが出来るのメリットはあります。
step3 素材について
素材ですが主に3種類あり「クロモリ」「ステンレス」「アルミ」があります。
- クロモリ鋼
- ステンレス
- アルミ
多くのアイゼンで使われています。
特徴は、重さはありますが強度が高い点です。
重さを利点とするのであれば通常の歩行時やキッステップで登る時にアイゼンが重たい方が少ない力で雪面を捉えることが出来ます。
初心者の方はクロモリ鋼を選んでおけば間違いありません。
特徴は軽量でサビに強いところです。
強度はクロモリ鋼よりも劣りますが硬いです。
ステンレスの場合、負荷がかかった時に曲がるのではなく折れるのではないか心配な為、私はまだ手を出したことがありません。
信頼性はクロモリ鋼の方がまだ高いです。
特徴としては軽量な点です。
アルミは柔らかい金属なので岩などの硬いところを歩くと摩耗しやすいです。
また強度もあまり高くないため本格的な雪山登山向きではありません。
ウルトラライトを目指すのであれば良いですがあまりおすすめはしません。
アイゼンのメンテナンスについて
クロモリ鋼のアイゼンは使うと錆びるのでなるべく使ったら都度メンテナンスをしてあげる必要があります。
以下の記事でメンテナンスについて紹介をしていますので興味がある方はご覧ください。
Sponsored Link
おすすめのアイゼンとその他アイテムをご紹介
ここからは、私がおすすめするアイゼンとその他アイテムのご紹介です。
画像又は各ショップアイコンから商品ページに飛ぶことが出来るため、気になる商品があれば画像又はショップアイコンをクリックして見てみてください。
PETZK(ぺツル)T05ALLU バサックレバーロック
ぺツルのT05ALLU バサックレバーロックです。
12本爪で素材はクロモリ鋼です。
ひとつ前の世代ですが私も愛用しているアイゼンです。
新しくなって少し軽量化されているようです。
ワンタッチでもセミワンタッチでも使えるようにトーベイルと金具が付いているのでオプションなどを買い足さなくて良いのはグッドポイントです。
数年使用していますが特に不具合も起きておらず安定して使えています。
登山靴は、ネパールエボGTXとチェベダーレプロGTで使用しておりますがフィッティングに問題なく相性は良いです。
MAMMUT(マムート)クランポン ポケット
雪山でもずっとアイゼンを装着しているわけではありません。
私は、マムートのアイゼンケースを使用しています。
ケースの四隅にベルクロが付いておりザックに取り付けすることが出来ます。
アイゼンは雪がつくのでどうしても濡れてしまいます。
それをザックの中に入れるとザックの中がビチョビチョになってしまうので外に取り付けしています。
MAMMUT(マムート)スピンドリフト32L
マムートのスピンドリフト32Lです。
マムートのクランポンポケットの取り付けループが付いており相性が良いです。
シンプルなデザインでカッコ良いだけではなく、機能性にも優れたザックです。
メッシュ類もなく雪が詰まってしまう心配もありません。
日帰りの雪山ハイクにぴったりのザックだと思います。
Sponsored Link
コメント