初めての山小屋泊、何を持って行けばいい?ザックの中身を大公開!

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初めての山小屋泊、ワクワクしますよね!でも、何を持って行けばいいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は夏山登山での山小屋で1〜2泊をするときに持っていく、ザックの中身を解説していきます。

また山小屋泊をする上で、忘れてはいけない注意点などについてもご紹介。

この夏は、日帰り登山からステップアップしてみましょう♪

目次

初めての山小屋泊!ザックの容量は?何を持っていけばいい?

ザックの中身の前に、まずは重要な要素であるザックの容量についてお話しします。

日帰り登山で使っているものでも足りるのか?もっと大きいものが良いのか?っと疑問が出てきます。

そこで、どんな基準で選んだら良いのかわからない!っと言う方のために、僕が選ぶ容量の基準についてご紹介をしていきます。

そしてザックが決まったら、次はそこに何を入れていくのか解説していきたいと思います。

山小屋1〜2泊するのに必要なザックのサイズは?

日帰り登山からステップアップする際に、必要となる道具として一番大きなものがザックです。

大きいザックは荷物がたくさん入りますが、ザック自体が重くなってしまいますし、ついアレコレとたくさんのものを入れたくなってしまうことがあります。

そのため、ザックの容量と本体重量のバランスの取れたもを選ぶ必要があります。

僕がやっている、ちょうど良いザックのサイズ選び方は、「日帰り登山で使っているザックの+10Lのサイズを選ぶ(最大40L程度)」です。

普段、日帰り登山では28Lのザックを使っているので、僕の場合は38L前後のサイズとなります。

そのサイズで、山小屋2泊(1泊目は素泊まり自炊、2泊目は小屋の食事)できる装備を収納することができます。

ここで注意したいのが、最大でも40L程度までのサイズにしておくことです。

このサイズより大きいと本体重量も重く、オーバースペック気味になってしまいます。

人によって、パッキングの得意な人・苦手な人がいるので日帰り登山のザックを基準に選ぶのがおすすめです。

パッキングのコツとしては、5〜10Lの色違いのスタッフバックを使い、用途別に収納することです。

こうする事で、ザックの中で荷物がバラバラにならずに収納でき、色分けされているのでパッと見で、中身がわかります。

また最初のうちは、朝夕の食事付きにしておくと、持っていく食料が少し減るのでザックも軽くなります。

回数を重ねて慣れてきたら自炊にするのも良いですよ♪

サイズ選びのポイント

日帰り登山で使っているザックの+10Lのサイズを選ぶ(最大40L程度)

GREGORY(グレゴリー) パラゴン38 

グレゴリーのパラゴン38です(レインカバー付きモデル)。

カッコいいだけでなく人間工学に基づいたデザインとなっており、背負い心地と安定感が優れたザックです。

またウェストベルトがしっかりしており、腰で背負う感じになるため肩に負荷がかかりづらく、重い荷物でも肩が痛くなりにくくなっています。

容量は、38Lで十分な収納スペースがあります。

ポケット類も多いため、細々したものも収納しやすく、慣れていない初心者の方でも使いやすいザックです。

OSPREY(オスプレー) ケストレル 38

オスプレーのケストレル38です(レインカバー付きモデル)。

容量は、38Lで十分な収納スペースが確保されており、ザック上部からだけでなくサイドからも荷物が取り出せるので、使いやすいです。

背面パットは、排熱性にも優れており熱がこもりにくい特徴を持っています。

また本体のフレームがしっかりとしているため、背負った時の安定感もあり長時間の山行でも疲れにくいです。

初心者の方にもおすすめできるザックです!

持っていく必要があるアイテムはこれ!

ザックの容量が決まったら、本題のザックの中身の紹介です。

ここではまず、山小屋泊に必要なアイテムの一部をジャンル別に紹介していきます。

何を持っていけば良いのかわからない!っという方、良かったら参考にしてみてください。

そして一番最後に、僕も使っている持ち物チェックリストも載せてあるのでそのまま使っても良いですし、自分用にアレンジしても良いと思います。

貴重品類

財布

宿泊費はなるべくお釣りが出ないように、まとめておくのがベストです。クレジットカードは不要です。

100円多めで500円も数枚、持っていくと飲み物を買ったり、軽食を買う時に便利です。

健康保険証

万が一の時のために持っていきましょう(コピーは原則利用できないため原本を持っていきます)。

衣類

着替え

1泊の場合は、荷物を軽くするためインナー(肌着)と靴下のみ着替えを持っていきます。

2泊の場合は、汗で濡れて臭う可能性もあるので、替えのベースレイヤーを1着持っていきます。

ズボンの替えは、荷物になるので持っていきません。

裾は汚れやすいので、小屋に入る前に手ではたくなどして綺麗にしてから入るのが良いです。

防寒着

夏山であっても夜は、10℃台まで気温が下がる時もあります。

小屋の中も、冷えるので防寒着は必須です。

化繊インサレーションや薄手のダウンを1着持っていきます。

衛生・生活用品

歯ブラシ

山でもオーラルケアは必要です。

ですが、山小屋では、歯磨き粉は環境保全の観点でNGのところもあります。

歯磨き粉なしでも、汚れをしっかり落とすならこの「ソラデーシリーズ」がおすすめです。

光と水だけで汚れを落とすことができ、先端は交換できるので長く使えます。

汗拭きシート

山では汗をかいても、お風呂には入ることができません。

汗拭きシートは、サッと汗を拭くだけでも不快感が少なくなりますし、臭い対策としても有効です。

周りの人に配慮が必要なため、無香料がおすすめです。

耳栓

山小屋では基本的に雑魚寝です。

隣の人のイビキがひどくて、寝れなかった!っという話をよく聞きます。

安眠のため、耳栓を持っていくのがおすすめです。

電子機器

モバイルバッテリー

スマートフォンやカメラなどの電子機器を充電するために使います。

特にスマートフォンは、電波が悪いと電池の消耗も早いので、緊急時に使えるように充電が必要です。

バッテリーは持ったけど、充電用のケーブルを忘れる場合があるので注意です。

その他

タグなどの目印

山小屋では同じような登山靴やザックなど多くあり、時に自分のどれだっけ!なんてこともあります。

そうならないために、タグなどの目印を付けるのがおすすめです。

日が登る前の暗い時間にみんな行動を始めるので、発光するタイプだとより識別しやすいので良いですよ。

インナーシーツ

衛生面で気になる人は、寝るときにインナーシーツを使うのが良いです。

また保温性を高めることができます。

丸洗が可能で、128gの超軽量なNaturehike インナーシーツがおすすめです。

山小屋によっては、インナーシーツ持参が必須の場合もあるので事前にHP等を確認が必要です。

持ち物の一覧

□ レインウェア上下□ 財布□ 歯ブラシ
□ 防寒着(化繊やダウン)□ 健康保険証□ 汗拭きシート
□ ウィンドシェル□ モバイルバッテリー□ 除菌シート
□ ネックウォーマ(薄手)□ ヘッドライト□ 交換用コンタクトレンズ
□ 手袋□ 予備電池□ 耳栓
□ 着替え□ バーナー/ガス□ マスク(数枚)
□ 速乾タオル□ クッカー/箸□ ビニール袋(数枚)
□ エマージェンシーkit□ 行動食(おやつ含む)□ リップクリーム(乾燥対策)
□ 地図/コンパス□ 食料(予備含む)□ 目薬
□ タグ(荷物識別用)□ 水分(ペットボトル)□ アタックザック
□ サングラス□ プラティパス□ 携帯トイレ(1回分)
□ インナーシーツ□ サコッシュ□ 日焼け止め
山小屋持ち物リスト

山小屋での空き時間って何する?

まだ山小屋に泊まったことのない人は、空き時間にみんなどんなことをして、過ごしているのか気になりますよね!?

複数人のグループで行く場合は、仲間とお喋りなんかしてたらあっという間に時間が過ぎていきます。

一人の場合は、積極的に周りの人とお喋りするのもありですが、1人時間をゆっくり過ごすのもありです。

ここでは、ソロで空き時間をゆっくり過ごす場合、どんなことをしてく過ごすのかご紹介です。

ソロの時の空き時間はこんなコトしてます

ストレッチや体のマッサージ

翌日に行程に支障が出ないように、まずは体ケアをしています

軽くストレッチや、足や腕などを揉みほぐしてマッサージを15分程度やっています。

これをやるとやらないとでは、翌日の疲労具合などに違いが出てくるのでおすすめです。

読書

普段中々時間が取れませんが、山小屋ではゆったりと過ごす時間があるので読書をします。

山小屋には談話室があり、そこには自由に読める本が置いてあることが多いです。

山に関する本が多いので、時間がある時にはそこに行ってゴロゴロしながら本を読んでいます。

また自分で本を持っていくのもアリです。

この地図読みドリルは、地図読みに関する知識編と問題編があり、気づくとすごい集中しているくらい面白いです。

何度も繰り返すことで、地図読みも慣れてくるのでおすすめですよ♪

映画鑑賞

部屋でゆっくり映画鑑賞も良いです。

テレビのような大画面ではありませんが、スマートフォンでも十分楽しめます(イヤフォンは必須です)。

おすすめはAmazonPrimeVideです。

月額600円の低価格でオフライン再生も可能なので、電波が届かない場所でも楽しめます。

30日間無料でお試しもできるので、1回山でどんな感じなのか試してみるのも良いですよ。


岳 -ガク-

山小屋に泊まる時に知っておきたいポイントとは?

ここでは、山小屋に泊まる場合に事前に知っておきたいポイントをご紹介していきます。

普通のホテルに泊まるのとは、少し違うため、「えっ!そうなの!?」とならないために予備知識として把握しておくと良いでしょう。

基本的にキャンセル料は不要

山小屋では、悪天候で山に入れない場合や、縦走中の天候不順で次の山小屋まで行けない場合もあります。

そのため、基本的には直前の場合でもキャンセル料はかかりません。

ですがここで注意したいのは、キャンセル料がかからないからといって、連絡しないのは絶対NGです。

小屋の方が、予約が入っているのに連絡がないと遭難したのか心配になりますし、キャンセルがないから夕飯の準備を進めているかもしれません。

連絡をしない場合、キャンセル料を請求されることもあるので連絡を入れるようにしましょう。

また大抵予約時に、到着予定時間を聞かれます(到着予定時間は15時を目安がおすすめ)。

その時間を大幅に遅れそうな時には一報を入れると、小屋の方も安心するので連絡を入れるようにしましょう。

※山小屋によっては、キャンセル料がかかる場合もありますので事前に確認が必要です。

山小屋は、直前でもキャンセル料は発生しないが、何も連絡をしないのは絶対にNG

ゆっくり休めない場合もある

山小屋の繁忙期では、1枚の布団を1.5人で利用するという事もあります。

時には、廊下で布団をかぶって寝るという場合もあります。

そして、個別に仕切りがあるわけではないので、隣が知らない人の足がある何て事もあります。

人が多過ぎてゆっくり休めない場合もあるので、連休は避けて平日に行くのがおすすめです。

そして他人のイビキ対策は、必須なのでご準備を

人が多過ぎてゆっくり休めない場合もあるので、連休は避けて平日に行くのがおすすめ

消灯時間があること

山小屋では、20〜21時が消灯時間になっていることが多いです。

そのため、その時間の前までに翌日の準備を整えておき、寝る準備を済ませておく必要があります。

消灯時間になったら、お喋りせずに静かに寝るようにしましょう。

注意点としては、寝る前の時間にザックの整理などを済ませておく事です。

明け方にヘッドライトを点けてザックの中をガサガサやっていると、周りの人に迷惑になるためです。

また夜中にトイレに行きたくなった場合は、ヘッドライトを点けて移動することがあります。

その時は、ヘッドライトの白色ではなく赤色にしておくと寝ている人の顔にライトが当っても、あまり眩しくないのでおすすめです。

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