登山やトレランなどのアウトドアで活躍するアウトドアウォッチ「Suunto RACE All Black(スント レース)」をレビュー!
登山におすすめの機能はもちろん、普段使いでも便利だと思った機能について詳しく解説。
サイズ感や操作感、バッテリーの持ちなど気になる細かな部分もご紹介していきます。
初めてアウトドアウォッチを買おうとしている方、または買い替えを検討している方、必見です!
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まずは、「Suunto RACE All Black」について
スントの「Suuntio Race All Black」は、アウトドアでの使用に特化したスマートウォッチです。
登山(夏山・雪山含む)やトレランなどのアウトドアアクティビティにおすすめです!
モデルは、チタニウムモデルとステンレススチールモデルの2種類があり、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
軽さを重視するのであれば、チタニウムモデル(69g)がおすすめです。
今回ご紹介する「All Black」は、ステンレススチールモデルですが、こちらも(83g)と軽量な部類に入ります。
もちろん軽さだけでなく、耐久性・機能性・デザインのどれも優れたアウトドアスマートウォッチになっています。
Suunto RACE All Black(スント レース)レビュー
ここからは、Suunto Race All Blackのレビューをしていきます。
元々は、カシオのProTrekを使用していましたが、約7年使用してきてボロボロになってきたので買い替えをしました。
新しい時計の選定基準としては、「登山で使える機能(高耐久性・方位や高度などの機能)が使えること」、「地図表示が出来ること」、「バッテリー寿命が長いこと」「普段使いも出来ること」「日本語対応」この5点でした。
この全てを満たせたのが、このアウトドアスマートウォッチでした!
実際、数週間使用して感じたことなども含めてご紹介していきます。
ディスプレイ表示/外観レビュー
1.4インチの超高輝度AMOLEDディスプレイ(有機EL)を搭載しています。
画面は大きく、高い視認性とクリアな表示を実現しており、屋外の日が出ている中でも情報を確認しやすいです。
ディスプレイを守るレンズには、高級時計にも使われるサファイアクリスタルが採用されています。
ダイヤモンドに次ぐ硬度を持っており、頑丈で傷に強いという特徴があります。
ベゼル部分は、ステンレススチール素材が使われています。
金属感があり、安っぽい感じがなく良いです。
ベゼルの下部には、シルバーのSUUNTOの刻印が入っており、これがワンポイントとなりカッコいいです。
ケース部分は、ガラス繊維強化ポリアミド素材が使われています。
強度が高く、衝撃にも強いという特徴があります。
サラサラとした手触りで、マットブラックで高級感が出ています。
そしてここにも、色付けはされていませんが、SUUNTOの刻印が入っています。
さりげなくてカッコいい!
時計の右側には、ボタンが2つとリューズが付いています。
どちらも押した時の感覚もよく、使いやすいです。
ボタンは、ショートカットを登録することが出来るので、よく使う機能を簡単に呼び出せるので便利です!
背面には、センサーと充電の端子がついています。
肌が触れる箇所なので、汗や皮脂汚れがつきやすいので1〜2日に1回は、軽く濡らしたタイルで拭いています。
バンドは、軽量で水濡れにも強いシリコン製です。
微調整ができるように、調整の穴は約2mm間隔で空いており、こまめな調整ができ便利です!
余ったベルト部分は、ピン留め式になっておりしっかりと留める事ができます。
参考までに僕の手首周りは、「約16cm」でこのサイズ感です。
またバンドですが、道具を使わずほぼワンタッチで脱着可能なので手入れも簡単にできます。
操作感について
時計の操作方法は2パターン用意されています。
一つ目は、画面を直接触る「タッチ」や「スワイプ」をする操作です。
タッチをした時の感度は良く、スワイプ時もカクツクこともなく反応してくれます。
ですが、手が汚れている時にはあまり画面にはタッチしたくありません。
そんな時に便利なのが、もう一つの操作方法である「リューズ」と「ボタン」操作です。
画面に触ることなく操作ができるので、画面が汚れる心配もありません。
ボタンの操作感はしっかりとした感じで、移動しながらの操作でもボタンを押した感じがしっかりあるので、わかりやすいです。
個人的には、「リューズ」と「ボタン」の操作がおすすめです。
登山で使えるおすすめ機能
ここからは、「Suunto Race」で登山に使える機能をご紹介していきます。
高度計とコンパスは、アウトドアウォッチの基本機能だと思っているので、ここでは省きます。
機能が豊富すぎて、ここで紹介することはできないため、特に便利で使えると思う機能を5つピックアップしていきます。
地図を事前に時計にダウンロードしておく事で、インターネット非接続時でも地図の利用が可能です。
またルート機能で、事前に登山ルートを設定しておくことでナビゲーションもする事ができます。
登録したルートから100m以上、外れると警告してくれるため、コース外に出てしまった場合でもすぐに補正することが可能です。
大きいディスプレイで視認性も良いので、歩行しながらサッと現在地を把握することができるので便利です!
ちなみに地図は、無料でダウンロード可能です。
日本だけでなく全世界の地図を利用することができます。
山行前には、必ず天気予報をチェックして登ります。
しかし、山行中に天候が急変したりする可能性もあります。
そんな天候の変化を警告してくれる便利な「風雨警報」機能が搭載されています。
センサーが大気圧の大幅な低下を検知すると、アラームとして警告してくれる優れものです。
疲れにくい登山をする上で意外と重要な目安になるのが、最大心拍数です。
数値としてみると「(220-年齢)×0.75」で求めることができます。
人によって前後するのであくまでも目安ですが、この最大心拍数の7~8割くらいの数値になるようなペースで登ることが重要です。
山行中に時々、心拍数を確認することでペースを調整できるので結果疲れにくい登山が可能です。
その日の、日の出と日没の時刻が分かる機能が搭載されています。
日没が分かることで、その日の暗くなってくる時間が分かるので、ペース配分などを調整する事ができます。
日帰り登山より、縦走している時の方がよりメリットを感じます。
残りの移動距離とコースタイムから「もう少しここで写真撮ったり休憩していこう!」などなど調整できます。
日の出は、ご来光を見にいく場合に便利です。
日の出時刻から逆算して、行動を開始する時間を決めることができます。
テント泊や山小屋泊をした際に、夜中にサッと手元や荷物を探すのに使えるので便利です。
腕時計なら着けて寝ているので、探す手間もありません。
基本的に、枕元にヘッドライトは置いて寝ていますが、どこだどこだっと探す時があります。
些細な事ですが、こういった事がなくなるのでおすすめ機能です。
普段使いで便利と思った機能
僕は、登山の時だけでなく普段の仕事の時などにも「Suunto Race」を着けています。
ここでは、アウトドアでない普段使いに便利と思った機能のご紹介です。
- 「スマートフォンを探す」の機能
-
スマートフォンにSuuntoAppをインストールして、Bluetooth接続していると使える機能です。
この機能は「Suunto Race」側から、スマートフォンに対して音を鳴らさせることができます。
時々、家の中でスマートフォンが行方不明になることがあるのですが、この機能のおかげですぐに発見することが可能です。
マナーモードでも音がなるので、便利です!
- 「通知」の機能
-
こちらもスマートフォンにSuuntoAppをインストールして、Bluetooth接続していると使える機能です。
LINEであったり天気予報アプリが、スマートフォンの通知にメッセージを上げた場合、それを「Suunto Race」側にも連動して通知してくれます。
仕事中に、わわざポケットやカバンからスマートフォンを出すことなく、通知メッセージを確認することができるのでかなり便利です。
僕の場合は、音ではなく、振動で知らせるように設定しています。
使用しているスマートフォンは、「iPhone12mini(iOS16.7.2)」で問題なくこの機能が利用できています。
デメリットはあるの?
ここまで、登山で便利な機能や良い点(メリット)についてご紹介してきました。
ここでは数週間使用して感じた、改善して欲しい点(デメリット)について2つご紹介です。
- オフライン地図は充電しながらでないとダウンロードが進まない
- 地図のダウンロードは1~3時間かかります。普段は腕に着けっぱなしなのに、外さないといけない。
- 磁石の力があまり強くないので、充電器に乗せた時計がズレることがあり充電が止まってしまう
- 家であれば良いが、山でテント泊してる時だと不安定な場所で充電するので、気づいたら充電されてなかったという事が、あるかも。
改善して欲しい点は、ありますがアウトドアで使う機能については、文句なしの性能を持っています。
このデメリットを打ち消せるだけのメリットを、持っていると思います。
登山におすすめ出来る理由
登山で使う場合、気になる要素として「過酷な環境下でも使用できること」「バッテリー寿命と充電スピード」です。
最後にこの2つのポイントについてご紹介していきます。
SuuntoRaceは軍用機器の規格でもある「MIL-STD-810H」に準拠しており、過酷な環境下での使用にも耐え得るタフさを持っています。
レンズやベゼル、ケース部分は強度が高く、多少ぶつけたくらいでは全然問題ないです(高価なのでなるべくぶつけたくないですが…)。
また防水性能は、100m(10気圧防水)で沢の中に手を突っ込んだり、大雨の中の登山でも気にする必要はありません。
僕の場合は、普段使いにおいては寝る時以外は、使用している設定で、ギリギリ2週間持ちます。
登山で使う場合、1日の行動時間は大体8〜10時間前後です。
そのため、GPSをより使うモードにしても少なくとも3日間は、充電せずに使うことが可能です。
充電スピードも早く1時間もあればフル充電することができます。
登山時のお昼休憩時や、寝る前のちょっとした時間で満タンする事ができるので便利です!
あと、バッテリーの予測機能もあるので、各モードであと何時間使用可能か分かるようになっており目安として使えます。
動作モード | バッテリー寿命 |
---|---|
タイムモード | 26日間 |
毎日24時間の追跡およびモバイル通知 | 12日間 |
GPSを使用するトレーニングモード | 40時間 / 50時間 / 70時間 / 120時間 |
まとめ
今回手に入れた「Suunto RACE All Black(スント レース)」ですが、多少のデメリットはあるものの、総合的に見て買いなアウトドアウォッチでした!
- 機能はアウトドアに特化していますが、シンプルデザインでかっこよく普段も使える
- 登山で便利な「オフライン地図・風雨警報・日の出と日没の時刻表示・フラッシュライト」機能を搭載
- 頑丈で水濡れにも強い
- 長持ちバッテリーと高速充電対応
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